ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オサムくん(ターザニアスタッフ 高橋尚吾)
昆虫、特に「オサムシ」が好きで全国各地へ採集に行ってます。昆虫標本の作成も行っており、これまでに5000匹近くの標本を作ってきました。その経験を生かし、リソルの森の夏の体験プログラム「カブトムシの標本作り」を担当しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
春ごろからリソルの森で見つけられる昆虫たち第2弾になります。
~リソルの森で4月~5月上旬に観察できた昆虫たち~
アブラムシを食べているナナホシテントウ
4月の初めくらいから草地で観察できるテントウムシの仲間です。
背中に7個の黒い点があり、成虫と幼虫ともにアブラムシを食べます。
スカイバレーの草地で見つけることができます。
日当たりの良い壁に止まっていたビロードツリアブ
3月の終わりくらいから見られる、毛がモフモフなのが特徴のハエの仲間です。
細長い口をしてますが人を刺すことはなく、花の蜜を吸って生活をしています。
リソルの森内では日当たりが良くて花が咲いている場所で観察することができます。
枯れ草に止まっていたホソミオツネントンボ
イトトンボの仲間で成虫で冬を越す珍しい生態をしています。
ターザニア内の日当たりが良いところで飛んでいるのを観察することができます。
チューリップの花に止まっていたモモブトカミキリモドキ
4~5月に見かけるカミキリに似ている甲虫の仲間です。
オスの後ろ脚(あし)が太くなるのが特徴です。体の中にカンタリジンという毒を持っているので、
もし触るときはつぶしてしまわないように注意しましょう。
スカイバレーに生えているタンポポやハルジオンの花に集まるところを観察できます。
スイバの仲間の葉を食べていたイタドリハムシ
テントウムシと似た見た目をしているハムシ(甲虫)の仲間です。
スカイバレーの草原で観察することが出来ます。
アカメガシワの枯れ枝についていたキマダラミヤマカミキリ
4月の終わりごろから観察できるまだら模様のカミキリムシです。
夜行性で夜に外灯の明かりに飛んできている姿を見かけることがあります。
メディカルトレーニングセンターの入口を歩いていたハラアカコブカミキリ(国内外来種)
日本国内ではもともと長崎県の対馬でのみ生息が確認されていたカミキリムシです。
近年では九州や中国地方でも数が増えてきています。
背中に長い毛の生えた2つのコブとお腹に赤い毛が生えているのが大きな特徴です。
シイタケのほだ木に卵を産み、幼虫はそれを食べて育つ害虫として知られています。
シイタケの原木が他の地域に運ばれる機会が多くなったことにより、
日本各地に分布が拡がっているそうです。
いかがでしたか?次回もお楽しみに!